Lesson14. 現金の帳簿残高と実際有高が違うときの仕訳

現金の帳簿残高と実際有高が異なるときの仕訳

家計簿をつけているとき、家計簿上であるべき金額と、実際に財布の中にある現金の金額が違う時ってありますよね?これと同じことがお店で起こった場合の仕訳を考えてみましょう。

うつけ
やべー、お金が合わない・・・どうしよー、、。
つねちゃん
そんなときは、修正の仕訳をしよう、大丈夫だから心配しないで。

実際にある現金の金額が帳簿の金額と違うとき

お店では、定期的に帳簿上の現金の残高(帳簿残高)と実際にお店の金庫やレジにある現金の金額(実際有高:じっさいありだか)が一致しているかどうかをチェックします。

もし、その金額が一致していなかったら、帳簿残高が実際有高に一致するように修正します。

現金の実際有高が帳簿残高よりも少ない場合の仕訳

Lesson14では、現金の帳簿残高が1200円、実際有高が1000円なので、帳簿上の現金200円(1200円ー1000円)を減らすことによって、現金の実際有高に一致されます。

うつけ
これは帳簿残高>実際有高の場合だね。
つねちゃん
これで帳簿上の現金残高が1200円ー200円=1000円になったね。
また、借方(相手科目)は、現金過不足という勘定科目で処理します。
うつけ
なるほど、超過と不足を合わせて【過不足】ってことだね!

現金の実際有高が帳簿残高よりも多い場合の仕訳

逆に、現金の実際有高が帳簿残高よりも多いときには、帳簿上の現金を増やすことによって、帳簿残高と実際有高を一致させます。

したがって、Lessson14の現金の帳簿金額が1000円で、実際有高が1200円だった場合の仕訳は、このようになります。

うつけ
今度は帳簿残高<実際有高の場合だね。
考え方としては・・・

  1. 実際有高のほうが200円(1200円ー1000円)多い→帳簿残高を200円増やす→借方
  2. 貸方→現金過不足

おさらい

  1. 金額が一致していなかったら、帳簿残高が実際有高に一致するように修正します
  2. 【帳簿残高<実際有高】の場合も、【帳簿残高>実際有高】の場合も、相手科目は “現金過不足” を使う
現金の帳簿残高と実際有高が異なるときの仕訳