Lesson33の取引を、問屋きちょうの側からみていきましょう。
お金を借りて、約束手形を渡した私の立場の場合ってことね。
ここまでの知識で仕訳をうめてみると・・・
お金を借り入れ、手形を渡したときの仕訳
お金を借り入れて、借用証書の代わりに相手に手形を渡した場合は、通常の借用証書による借入金と区別する必要があるため、手形借入金(負債)として処理します。
手形による借入金だから手形借入金ってことか。・・・またまんまかよ。
例題 – 手形借入金の処理 –
次の一連の取引について仕訳しなさい。
(1) 明治商店は大正商店より現金8000円を借り入れ、担保として約束手形を振り出して渡した。
(2) 明治商店は大正商店に(1)の借入金を返済し、利息40円とともに現金で支払った。
例題 – 貸付金・借入金、手形貸付金・手形借入金の処理 –
次の各取引について仕訳しなさい。
(1) 得意先昭和商店に対して、期間10か月、年利率4%で貸し付けていた貸付金3000円が、本日満期のため、利息とともに同店振出の小切手で返済を受けた。
(2) 東京銀行から年利率4%、期間3か月の条件で6000円を借り入れ、その際、同額の約束手形を振り出し、利息を差し引かれた手取額が当座預金口座に振り込まれた。