Lesson41の取引(建物の売買)を問屋きちょう側から見ていきましょう。問屋きちょうはうつけ洋服店に対して建物を1000円で売り、代金は月末に受け取ることとしました。
次はあたしの側の仕訳ね!せっかく後払いにしてあげたんだから、うつけもしっかり逆の立場の仕訳も勉強しなさいよ!
めんどくさっ。
なんか言った!!?
・・・いえ。
商品以外のモノを売ったときの仕訳
Lesson42では、建物(資産)を売っているので、建物(資産)が減ります。
また、建物や土地、有価証券などの、商品以外のモノを売って後で代金を受け取るときの、後で代金を受け取ることができる権利は未収入金(資産)で処理します。
未払金の逆だから未収入金なんだね!
ここもしっかり覚えましょう!
- 商品を売った(売上がたった)ときの未収額は売掛金で処理
- 商品以外のモノを売った(売却した)ときの未収額は未収入金で処理
★重要ポイント★
~売掛金と未払入金の違い~
何を売った? | 文末の言葉 | 勘定科目 |
商品 | ~を売り上げた。 | 売掛金(資産) |
商品以外のモノ | ~を売却した。 | 未収入金(資産) |
未収入金を回収したときの仕訳
そして、後日未収入金を回収したときは、未収入金(資産)の減少として処理します。
よって、Lesson42の未収入金を現金で回収した場合の仕訳は、次のようになります。
おさらい
- 商品以外のモノを売った(売却した)ときの未収額は未収入金で処理する
- 後日未収入金を回収したときは、未収入金(資産)の減少として処理する
例題 – 未収入金の処理 –
次の一連の取引について仕訳しなさい。
(1) 明治商店は所有する有価証券6,500円を7,000で売却し、代金は月末に受け取ることとした。
(2) 明治商店は(1)の代金を現金で受け取った。