うつけ洋服店は、問屋きちょうで買った1000円の商品を自分のお店まで配送してもらうことにしました。このときにかかった配送費用100円は問屋きちょうが負担する約束にはなっていますが、うつけ洋服店が一時的に立て替えました。
これまでの知識で埋めてみると・・・
仕入諸掛り(先方負担)があったときの仕訳
商品を仕入れるときにかかった仕入諸掛りを、当店(うつけ洋服店)が負担する場合は、仕入原価に含めて処理をしますが、先方(問屋きちょう)が負担するべき仕入諸掛りを当店が立て替えた場合は、立替金(資産)として処理します。
当店負担の仕入諸掛りの処理はLesson11で学習したよね!
うつけ洋服店が立て替えた金額は、後で問屋きちょうから返してもらえます。
「後で返してもらえる権利」なので、立替金は資産となるのです。
「後で返してもらえる権利」なので、立替金は資産となるのです。
また、立替金で処理をせずに、買掛金を減額することもあります。
ただ、この減額する方法は、本試験ではあまり出題されないから、基本の仕訳を覚えておこう!
仕入諸掛りの処理をまとめてみると、このようになります。
★重要ポイント★
~仕入諸掛りの処理まとめ~
誰が負担するの? | 処理 |
当店(仕入側)が負担 | 仕入原価に含める |
先方(売上側)が負担 | 立替金(資産)or買掛金と相殺 |
本試験で出題されるのは、ほとんどの場合が “当店負担” です。また、誰が負担するかの指示がないときは、全て当店負担と考えて処理しましょう。