Lesson19. 当座預金の残高を超えて引き出したときの仕訳

当座預金の残高を超えて引き出したときの仕訳

普通は、お金が足りなければ支払うものも支払えないですよね。
しかし、東京銀行さんは、「当座預金の残高を超える引き出しはできないのですが、当座借越契約を結んでおくことで、「当座預金の残高を超える引き出しが可能になりますよー」と教えてくれたので、さっそくうつけ洋服店はそのサービスを使ってみることにしました。

うつけ
当座借越契約・・・???また難しいこといってー!!
きちょう
あんたの場合、漢字が多い単語だからでしょ・・・

ここまでの知識で仕訳をうめてみると・・・

当座借越とは?

普通なら、当座預金の残高を超えてまで当座預金を引き出すことはできません。

しかし、銀行と当座借越契約という契約を結ぶことで、一定額までは当座預金の残高を超えたとしても当座預金を引き出すことができるようになります。

このように、当座預金の残高を超えて当座預金を引き出すことを、当座借越といいます。

当座預金残高を超えて引き出したときの仕訳(二勘定制)

当座預金の残高を超えて引き出したときには、まずは当座預金の残高がゼロになるまで当座預金(資産)を減らします。

次に、当座預金の残高を超える金額は、当座借越という負債の勘定科目で処理します。

Lesson19では、当座預金の残高が1000円なので、まずは当座預金(資産)1000円を減らし、1000円を超えた金額200円は当座借越(負債)として処理します。

当座借越は銀行から借り入れてるのと同じです。なので負債で処理をします。

 

このように、当座預金の預け入れや引き出しについて、当座預金当座借越2つの勘定科目を使って処理する方法のことを、二勘定制といいます。

二勘定制以外の方法である一勘定制については、Lesson20で解説しています。

うつけ
なるほどねー、とりあえずある分だけゼロにしてしまって、超えた分はまた別に科目を追加するって感じだーね!

おさらい

  1. 当座預金の残高を超えて当座預金を引き出すことを、当座借越という
  2. 当座預金の残高を超える金額は、当座借越という負債の勘定科目で処理する
  3. 当座借越は銀行から借り入れてるのと同じ、なので負債
  4. 当座預金当座借越2つの勘定科目を使って処理する方法のことを、二勘定制という

 

当座預金の残高を超えて引き出したときの仕訳